節税していたつもりが経費が認められずカードローンで納税した過去
島根県在住 S.Tさん(41歳)
もう数年前になりますけれども、あれはちょっと焦りましたね。ちょうど私自身、あまり現金を持っていない時だったので、あんなことをされたらどうしようもないです。今までは特に何も指摘されなかったのに、球にどうしてこんなことになったのかと驚きました。
数年前に起こったのは私が税金を納めていないからちゃんと税金を納めろと言われたことです。つまり経費に認められない部分が沢山出てきて、その分利益が膨らんでいき、その利益に応じた納税をするようにと言われたわけです。
個人事業主をやって長いですけれどもあの時以外言われたことはありませんでしたし、それほどたくさんの経費を計上しているとも自分では思っていませんでした。人によってはもっとたくさんの経費計上をしている人もいるわけですから。
だから個人事業主として納税するように命令されたときは驚きでした。が、お金がなかったので何とか納税するために人気のカードローンを使う羽目になりました。資金繰りや新しいビジネスを始めるためにカードローンを使っていたのに、まさか納税のためにカードローンを使うとは思いませんでした。
人気のカードローンを使ってでも納税しないといけないという制度自体にも、問題があるように思います。いくら帳簿上では利益が出ていたとしても、現金がその分ちゃんと残っているとは限りません。現金は常に動いているからです。
特に支払日後に納税しろと言われた所で、すぐにお金を用意できる人は少ないでしょう。一時的にお金が減っているわけですから、そのお金をカードローンなどで補填するしか方法はないでしょう。これって制度としておかしいと思いませんか。
まぁそれ以降は特に何か指摘されるようなことがないので、大丈夫だとは思いますが。もう二度とこういうことは起こしたくないですね。最近では経費計上も少し押さえ気味にしていますし、必ず理由をつけて説明できるようにしています。
これでもまだ私から税金を取ろうとするのであれば、さすがにそれは国も自治体も強欲じゃないかと思います。もっと儲かっている人はたくさんいるのですから、そっちから取って欲しいですね。