増額できますか?キャッシングの限度額の仕組み
カードローンって便利ですよね。お金が必要になった時にATMからお金を引き出して借りることができるので、カードを発行しておくといざという時に助かります。利用目的は自由なのでさまざまなシーンでお金を借りるのに便利です。しかし、カードさえあればいくらでも借りられるわけではありません。カードには利用限度額が設定されていますので、この範囲内で利用をすることになります。
カードの限度額は種類によって設定が異なりますので、申し込みをする際に必ず確認しましょう。中には利用しているうちに、「もっと限度額の枠が大きかったら良いのにな。」と思うシーンが出てくるかもしれません。限度額というのは自分で自由に変更することはできません。それでは、限度額というのは設定の通りのままで我慢しなければならないのでしょうか。
金融会社によっては、利用者の申し出により、限度額を増額することが可能な場合もあります。限度額を増額したい場合は金融会社に問い合わせましょう。ただし、中にはもとから限度額の変更が不可能なカードもありますので、申し込みの際に確認しておくのもおすすめです。金融会社のほうで許可が下りれば、途中で限度額を増額することは可能になります。もちろん、増額を許可できるケースというのは、利用実績が健全で増額しても返済能力において問題ないと判断された人になりますので、過去の返済が滞るような人というのは増額は難しいかもしれませんね。
また、いくらでも増額が可能というわけでもありません。2010年から開始された総量規制により、年収の3分の1を超える借り入れはできなくなりましたので、消費者金融のカードローンの場合は、これを超える限度額の設定はできません。銀行のカードローンは総量規制の対象に含まれません。総量規制はお金の借り過ぎによるトラブルを防ぐための規則ですが、繰り返し借り過ぎてしまうとやはり返済する時に大変ですから、ゆとりを持って計画的に利用するのがのぞましいといえます。